きみまち杉を見たか?

  • 2018.03.27 Tuesday
  • 13:38
 実は中島彩さんが三戸町で講演することになり、翌日と翌々日に行きたい場所をピックアップして頂き、案内いたしました。秋田のきみまち杉は58mの杉もあるような杉の群落を見に行き、その後津軽の共販所で広葉樹の丸太を見ました。
 次の日は八戸で日曜日の朝に開催される日本最大級の朝市を見た後、八戸市森林組合で行ってきた広葉樹造林について案内いたしました。その後事務所にて作業着を試着して、購入頂き、空港までご案内致しました。
 特に広葉樹の人工林についてはまったく八戸市森林組合の取り組みについて知らなかったとの事で、ブログに色々書いてほしいとの依頼で書くことに致しました。

 時間見て書きますので、何かの参考にして頂ければと思います。

 ちなみにきみまち杉は2度目の訪問となりましたが、前回は夏に行ったので全くイメージが違いました。スギだけを見に行くには落葉しているシーズンがきちんと見れていいですが、夏の方がその存在に圧倒されて良かった感じです。これが日本3大美林と言われる由縁かと納得できます。1本1本の間隔が近い割に伸びがよく、通直完満な材です。
林業人として杉を扱う方はここを視ずに何を語るのかって事で、是非見に行かれた方が良い場所です。屋久杉に次ぐ良いスポットだと思います。とにかく水が湧いて出るような感じで、雪が多い所である事により、サワグルミやトチノキが下層に生えてます。キーワードですね。
 

広葉樹植林

  • 2018.03.19 Monday
  • 13:00
 昨日、林業女子で有名な中島彩さんが八戸に来られました。ずっと前から知っていて逢いたかったのですが、関西の方なので、なかなか逢う機会が無かったです。講演に来られる機会があり、ついでに秋田のきみまち杉を見たいと言う事もあり、ゆっくり色々話をする機会に恵まれました。

 八戸市森林組合と言えば、安全作業着を作っていて有名ですよね!って言われましたが、いえいえ八戸市森林組合は広葉樹の植林の方がもっと存在価値が高いのですよ。とお伝えしました。

 植林面積は平成3年に行ったケヤキの植林から平成29年までの実績は332.26haほとんどの実績は平成10年ぐらいからでしょうか?改良等の天然広葉樹の手入れは236.78haです。私は担当から外れて何年も経ちましたが、私が担当の頃はほとんど広葉樹植林ばかりでした。私がその方向に進めたのは色々理由がありますが、暇暇書いていこうかと思います。

 最初は広葉樹の単層林、その後針広葉混交、単層林の混交、2段林等々。混交は最大7種ぐらいですかね?田子町で行った違法産廃の撤去跡地の植林は含んでおりません。あくまでも林業的な植林です。

 広葉樹の植林の意義
 広葉樹植林の特徴とコツ(土壌、気候、水、光)
 広葉樹の種類
 広葉樹の獣害・つる性植物についてと対策
 広葉樹の植林と樹形コントロール
 広葉樹の下刈りとコツ 
 広葉樹の枝打
 広葉樹の除伐
 
 等々書けばいいのでしょうかね?えらい宿題を頼まれたな。そうです。森林組合規模でこの植林面積や間伐をしている組合はあるのでしょうかね?広葉樹の植林や手入れに関しては日本一かと思います。質を問われると弱いですが。いっぱい挑戦して、いっぱい失敗して、今のところこんな感じで進めていますネタを書けるかな?

 エコ○○ー緑化ではありませんので、そこだけは強く強調致します。

 暇な方は見てみてください。写真のアップがジュゲムしにくいので、写真が少なめでごめんなさい。

仕事の楽しみ

  • 2018.03.05 Monday
  • 11:55
 最近、測量等の仕事を若い職員に任せているのであまり現場でゆっくり観察をすることが減りました。先日、現場の境を出しに行った時に面白い物を見つけました。

 深根性のコナラの根の張り方。教科書どおりに根は張りません。その場その場に応じて変化させます。だから根形図はあてになる様であてになりません。色々な環境条件がありますから!20cm根が張らない面白い木です。湿地帯の脇で成長したので、根が張れません。そして頭が重くなり倒れました。ギャップの始まりでもあり、潜在的に湿地帯近くでは大木になりにくい。また、この木が腐り徐々に土に戻り、また次の木が大きく育つ。

 森で働く楽しみは観察を出来る事ですね。

捕ったー

  • 2018.03.05 Monday
  • 11:48
 3月4日にも猟友会の方々にくっついて巻狩りの研修をしました。狩猟の免許と銃は購入したものの実質2週間ぐらいじゃ使えないし、危ないので見送りすることにしました。4月以降はクレー射撃等して訓練します。

 さて、先週は勢子をしましたがニホンジカは捕れませんでした。今週は土曜に1頭、日曜日に1頭を捕獲致しました。まだまだ数が少ないので、取れる量も少ないです。それでいいのですが・・・。
 
 

 10年前に下の文を組合向けに文書を作り、回覧致しました。今ではニホンジカの頭数が多く見られます。緊迫感の無さが危険です。危機意識を持って駆除しなければとてつも無い程増えます。10年前だけどその気持ちの変化はありません。だから増える事によって、自ら猟銃を持たなくてはならないという、行動になりました。私が静岡の森林組合で仕事をしていた時の事を事例に出しております。この時はまだ年に1頭見られるか程度だったので、対策も何も考えていないです。
   
                  ニホンジカの生息の拡大状況について
 
 昨今、ニホンジカの生息域と頭数が拡大しており、日本全国で農林業の被害が増大している。ニホンジカの生息数の拡大はニホンオオカミの絶滅に由来していると考える人がおり、オオカミを放獣すべきとの意見もあるが、なぜこれ程までに増えたのかは分かっていない。多く聞かれるのはハンターの減少による狩猟圧の低下である。また、最近までメスの狩猟を禁止していた事にもよるかもしれない。

 農林業の被害のうち農業の被害はで耳にするのは、静岡県でのお茶の被害である。頭数増加しすぎて、人が住む場所に来ているものと思われる。林業の被害で特に多いのは植林木の食害で、特に杉、桧が好んで食べられる。頂芽枝が食べられるので成長に影響があり、被害が甚大な箇所では針金状になってしまう。カモシカとシカの食害調査を静岡の森林組合で行ったこともあるが、その違いを判別するのは難しい。食跡、ヒズメの形状と量、フンの量が調査される。食跡の違いとしてカモシカの食べ方はシカと比べ荒い。これは歯の形状の違いによるからである。ヒズメに関しては形状の違いは若干曖昧であるが、シカは集団で暮す事が多く、カモシカは1〜2頭で暮す事が多い。フンの形状はいずれも正露丸状であるが、カモシカは溜め糞をするが、シカはしない。林業的にはシカもカモシカも生育頭数が多い場合には甚大な被害が起きる。工藤自身見たこと無いが、シカはある程度成長した木を、ツノで擦ったり、樹皮を剥いで食べるようである。
 
 静岡県ではほとんどの植林する現場ではネットを用いる。様々な種類のものが開発されている。しかしネットを張っても、様々な理由から侵入することが多い。他には忌避剤を使用する場合が多い。ヘキサチューブのような単木の保護は費用の面から普及はしていなかった。最近では、小規模の面積を多数設置するやり方も考えられている。どちらにしても、どの対策もお金がかかることから被害のない青森県はとても林業経営面では有利であると感じる。
生態系への影響も非常に重要である。シカの頭数の増加は、植生に大きな影響を与える。静岡県の南アルプスのニッコウキスゲはほとんど絶滅状態にある。他の地域でも大きな問題となっている。
 ヤマヒルとシカの生息は似ていると言われる。シカのヒズメや鼻の穴にくっついて移動している様である。犬も里山では同じ様である。ヒルは血を吸うだけであるが、その見た目がグロテスクであり、作業歩道一面に動いている様子はかなり気分を悪くさせる。

 幸い岩手県では増えていないようである。
 岩手県でシカの生息域が広がりつつある。岩手南部が北限とされていたが、現在では久慈市南部、浄法寺では狩猟報告が県に提出されている。折爪岳の山形村、九戸では目撃情報がある。岩手県の南部の陸前高田市周辺では、以前から生息していたが、約10年前から頭数が増え、被害が増えているとのことであった。こちらでは植林地をネットで囲んでいる。盛岡市周辺では約5年前から、よく見かけるようになったとのこと。被害は少ない・または無いので対策はしていない。他野田村、葛巻町では見かけられないようであるがカモシカの被害については困っているとのことであった。
  岩手県の森林組合に電話してもあまり緊張感は感じられなかったが、まだシカの脅威については意識していないようであった。しかし、徐々に生息域が増えているのは確かであるし、その頭数も増えている事も確かである。岩手県の自然保護課では、まだ頭数の調査はしていないので把握できていない。松くい虫の被害は依然紫波町で止まっているが、シカの生息域は現在進行形で北上している。青森県南は松くい虫の被害は当分の間来ないと予測されているが、先にシカの方が来るのではないかと思われる。但し、その後どの程度頭数が増えるかが問題である。


 との事で、ちょっと最後の落ちを書いていないのが残念!


ドローン登場

  • 2018.03.01 Thursday
  • 12:48
 課長的にドローンと言えば、娘の誕生日に買ったものの、すぐに遊ばなくなった代物。身近な人は1回目の飛行で風で飛ばされ行方不明とか。安物はダメですね。

 さて、今回は林業?よりも違う分野での利用を考え実験しました。ドローンにカメラがついていて、動きを操作する人のほかにカメラで監視する掛かりが必要です。その人はゴーグルにカメラの情報が見られるので、首を動かすとカメラも一緒に上下左右動きます。そして肝はこれに赤外線のフィルターをとおす事。私は音を出す提案をしております。

 世間ではドローンは大活躍ですね。噂では架線を張る業者さんが使ってるとか?北海道では林業現場の作業の検査で使っているとか。うちの組合は???まだ良い使い道が見つかりません。

子供も何か使ってくれないかな?ラジコンレースみたいな分野も面白そうです。

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